2016年10月1日

2012年4月から勤務していた九州大学言語文化研究院を2016年9月末で退職し,10月1日付けで神戸大学国際コミュニケーションセンターに転出しました.

 

学士過程の英語教育と,大学院国際文化学研究科にて「言語科学論特殊講義」の授業を担当することになっています.

 

海外の大学院に進学した後,東京や福岡の大学で仕事をし,約15年ぶりに故郷である神戸に戻ってきました.

 

とりあえず,みんな関西弁をしゃべっているので何か不思議な感じがします.

 

 

 

 

 

 

 

2016年11月26日(土)

英語運用能力評価協会(ELPA)主催のセミナー「2020年 大学入試改革に向けて ー英語4技能対応の授業を考えるー」(於:福岡市)に参加してきました.

 

根岸雅史先生(東京外国語大学教授)の講演では,4技能を着実に伸ばしている高等学校では具体的にどのような授業が行われているのかについての調査報告がありました.スコアの伸びだけでなく,授業見学やインタビューに基づく質的なエビデンスの報告があり,量的・質的の混合アプローチによって,深い調査結果が得られることを再認識しました.

 

根岸先生のご講演は,これまで何度か聞かせていただいているのですが,根岸先生の「まずはテスト・スペックありき,テスト開発はその次」というご見解に,私は大いに賛同しています.実際は,順序が逆であるパターンが多く,「まずテストありき,授業はそれに合わせる」という実態なのでありますが,このようなウオッシュ・バック効果は本当に適切なものなのでしょうか.そもそも,「どんな学習者を育てるのか」についての議論なしに,テストが先に作られるというのは,本末転倒のような気がする.

 

今回の根岸先生のご講演でも,この問題について考えさせられました.

 

そして,2ヶ月ぶりの福岡で,なぜか自分の故郷に戻ってきたような感覚に.

 

 

 

 

 

 

2016年12月9日(金)

所属している神戸大学国際コミュニケーションセンター(コンテンツ部門)主催の「第20回外国語教育セミナー」で,学部生対象の英語授業での取組について発表を行いました.

 

今回は,海事科学部(Maritime Science)の「English Communication」の授業で実践している,ESP型授業についてお話させていただきました.

 

神戸大学国際コミュニケーションセンターでは,このようなファカルティ・ディベロップメント(国際コミュニケーションセンターでは「ピア・レビュー」と呼んでいるそう)を定期的に行い,教員同士が学び合う機会を作っているとのことです.発表後にいろいろな先生からコメントをいただいたのですが,このように同僚の先生から自分の授業を評価していただくのは,長いキャリアにおいてこれが初めてのことで,とても貴重な経験をさせていただいたことを実感しました.素晴らしい取組みだと思います.

 

司会,運営を担当してくださったコンテンツ部門の石川慎一郎先生,ありがとうございました.

 

 

 

 

 

 

2016年12月10日(土)

外国語教育メディア学会メソドロジー研究会(メソ研)で,「第二言語ライティングにおけるジャンル・アプローチ(Teaching Writing Through Genre-Based Approach)」について,発表させていただきました.

 

今回,発表の機会を作ってくださった水本篤先生(関西大学),司会を務めてくださった浦野研先生(北海学園大学),ありがとうございました.